手打ちすば後クチナジのマース煮定食@まんてん(今帰仁)→紀乃川食堂(本部)


沖縄に行った時のランチは、沖縄そば(すば)を中心に、天ぷらなどの買い食いものが目に付いたら買って食べちゃうというパタンが多いんですねー。特に好物の"すば"は、普段から何となくネットなどで調べつつ、今度はあそこに行ってみよう!とメモしてます。で、今回のお楽しみ"すば"は、今帰仁の「まんてん」。手打ち麺のお店だと聞いて楽しみにしてました。カーナビでセットしたんですが、カーナビの欠点というかカーナビを使った時の自分の盲点は、頼り切っちゃうこと。目的地が小さいお店の場合「目的地付近です。終了します」とカーナビが静かになった後、自分であたりを見渡して見つけるのが最後の関門です(笑)。この時も、思わず少しいき過ぎてしまいました。佇まいは、なかなか年季の入ったいい感じの食堂といった趣です。


引き戸をあけて中にはいると、L字のカウンターに小さなテーブルが二つ。壁に貼ってあるメニューは、三枚肉そば、ソーキそば、よもぎそば、ゆし豆腐そば(セットというのもありましたね)。悩んだ末に、よもぎそばにひかれつつも、初めはまずこれだろうと三枚肉そばを頼みました。


おー、見事な平打ち麺ですね。軽く縮れるというかねじれてます。先日oroで食べた生パスタを思い出します。食感にも通じるものを感じます。つるっとして、柔らかくプチッとした噛み心地。うどんや蕎麦をあれこれ巡っている時には、腰の強いタイプを一途に好んでいましたけど、沖縄に来るようになってからはこういう麺も大好きになりましたねー。さて、鰹の香りがほわ〜んとする、でも飲んでみると鰹に限らず何かが突出することなくバランスが良いスープ。ほんのり甘味を感じつつもスッキリとした、このスープの中に、手打ちの平たい麺。両者うまく絡んでます。そうそう、大きめのかまぶく(蒲鉾)もいい味だしてますし、紅生姜(少々不揃いな切り方から、自家製かな?)がきちんとピリリとして、なかなかいい組み合わせですよ。


ボリューム感や、ある程度脂分を感じるタイプが好きな方には、少々あっさりしすぎと言われちゃうのかも知れませんが、しっかり食べたのにもう一杯…なんていう印象。美味しい御飯に通じるものがある気がします。あはは、そんな言い訳を自分でしながら、"まだいけるぞ〜!"という矛先を、一年半前に訪れた紀乃川食堂に向けてしまいました。ということで、本部半島を横切ることに。。。


ということで到着したのは12時半を回った頃。この日は他にお客さんがいませんでした(後から来たけど)。それなりに食べた後のお腹とメニューを見比べつつ、「…やっぱり夜(18時に予約してましたのだ…)のこと考えるとあぐーの豚カツは無理だよなぁ。。。う〜ん、これはどんな魚ですか?」と聞きながら選んだクチナジのマース煮定食(800円)。クチナジ、本土では"いそふえふきだい"というらしい。どっちで呼ばれても結局分からないんですけどね(苦笑)。で、来ました来ました!いや〜立派だなぁ。尾頭付き!また綺麗な色の魚だなぁ。


マース煮って、塩水で煮ていく魚料理といえばイメージしてもらえるでしょうか。ラーメンでも普通の醤油系がいわゆる煮魚だとすれば、塩ラーメンに相当するもの、焼きそばだったらソースじゃなくて塩焼きそば…といったら乱暴かな(…どちらも好きなんですけどね)。シンプルに塩中心の調理なので、白身魚が湯豆腐みたいに味わえる沖縄の調理法です。煮魚にありがちな濃い味付けではないので飽きがこず、こういうたっぷり量があるものでもペロリといけちゃいます。それにしても今回初めて食べたこのクチナジ、いいですね〜。淡泊すぎず、こってりしてない。しっとりぷっくり。えらの付け根なんて、プルンとしてまた。骨の身離れもいいし。なんでも大きいのは50cmもなるとネットにはありました。確かにメニューにも、「中」と「大」ってあったなぁ。「大」って一体…。

 営業:11:00〜20:00

 営業:11:00〜21:00